「ほらほら、ちゃんと肩まで入って温まりなさい。百まで数えたら出ていいよ。」湯冷めをしないようにとの親心なのでしょうが、実はこれはとんでもない間違いなのです。
汗をかくほど入っていると、子供の心臓に負担がかかりますし、のぼせたり、湯疲れをしてしまいます。ひどい時には、脱水症状を起すこともあります。
大人と違ってまだ骨格がしっかり発達していないので、水圧の影響を大きく受けてしまうからです。また、大人にとって適温でも子供には熱く感じるものなので、それだけで体に受ける刺激も強いのです。
子供は浴槽に立って入って適当におもちゃで遊んでいれば、下半身が温まり、次第に全身が温まるので、これで十分なのです。