2006.11 はなまる通信 Vol.104

 

 ガラス面は壁に比べ外からの冷気が伝わりやすく、そこも冷やされた空気が床面に流れて、人に寒さを感じさせます。そのため、暖房器具を窓の下に置き冷やされた空気を暖めることが必要となります。

 部屋の大きさと機器の能力とのアンバランスは、エネルギーの無駄使いになり機器の故障を早めます。

 

ガス給湯暖房システム

 室外のひとつの熱源機でつくられたお湯が家中をグルリと回り、住まいを快適にします。自由に機器を組み合わせて心地よい空間を作り出せるのがガス給湯暖房システム。

  温水マット機能で

    床暖房にシステムアップ

 別売りの温水マットを接続すれば、簡単に床暖房をプラスできます。床からの輻射熱で足元から暖めるためとても快適。。

  暖房の理想的な形は「頭寒足熱」。頭より冷えた足元を暖めれば、血行もよくなり実際の室温より高く感じるのです。
お年寄りや小さなお子様のいらっしゃるお宅にはとくに、お部屋の空気を汚さずに効率よく暖房できる温水式床暖房をおすすめします。

 

 

 湯船に浸かることに無上の喜びを感じる日本人。
古来、様々な草木、花や実をお風呂に持ち込み、親しんできたようです。その理由は、ふたつ。姿かたちや香りで楽しむ風情と、目には見えない効果・効能。風情として立派なリラクゼーション効果をもたらしますし、加えて効能があるのなら普段の生活にも取り入れたいものです。

 

 【紅葉】

 

 

 

 

 

 「ちはやぶる・・・」「小倉山・・・」「嵐吹く・・・」と耳にして、あの茜色がはらはらと水面に漂うさまをパッと頭に浮かんでくる。そんな人には、すぐにでも試していただきたい入浴です。
朝夕の空気がそろりと冷ややかさを増すのにあわせて、少しずつ色づいた紅葉の葉を少々準備して下さい。
鮮やかな紅色が湯船に漂うさまを見ながらゆったりとした気分でお湯に体を沈めていれば自宅で露天の岩風呂に入っているようで格別です。この風情だけでも味わえば、どこか温泉に出掛けてリフレッシュした気分を味わえます。

 

 【菊】

 

 菊の葉に含まれるクロロフィルには抗菌作用があるので、切り傷、すり傷などに効果があります。湯船に花と葉の両方を浮かべれば、風情と肌の殺菌効果のふたつが得られます。
薬用としてよく使われるのは、リュウノウギク。 これは、秋の山を歩くとよく見かける菊で、葉に強い香りのある野生の菊です。この強い香りのもとの精油成分こそが、冷え性・腰痛・神経痛などの緩和に効果を発揮するのです。

 

【大根の干し葉】

 


 キレイに洗った大根の葉をざく切りにして、1週間ほど風通しのよい場所で干して下さい。これを布の袋やお茶パックに入れて湯船の中で揉んで下さい。体がグ〜ンと温まり、湯冷めしにくくなります。また、かゆみや吹き出物にも効くといわれています。
青臭さが気にならない方なら、生の葉を塩でもんでからしぼり汁を浴槽に。完全に干してある葉ならニオイはしません。

※みかんやりんごの皮を乾燥して利用するときなど身に回りには、入浴剤代わりになるも のがたくさんあります。
 注意:アレルギーの有無はもちろん、肌に合わないときはすぐに中止して下さい。

 

 11月になると、黄ばみ始めたゆずが店頭に並びますが、たった1つのゆずでも冬の料理にはかりしれぬ味の微妙さを与えてくれます。
 
皮を少し削って、吸い物や鍋物、湯豆腐のつけ汁に入れてみてください。ひと味ちがった味を楽しめます。また、茶碗蒸しやぬたの中に、この皮をひとかけらおとしたり、寒い夜の鍋焼きうどんに入れればまたとない薬味となります。実の方は、絞った汁を酢の物やポン酢にすれば格別の味ですし、絞りかすもお風呂にほうりこめば、肌がすべすべしよい香りが楽しめます。

 

 

 大人が7時間寝ると約150gの汗が出るといわれ、その水分は布団に吸収されます。また、5kgの敷布団を約4時間干すと150g〜300gの水分が蒸発します。干していない布団に寝ることは、それだけの水と寝ているよなものです。
 布団は紫外線の強い晴天を利用し、午前10時頃から干し、12時くらいに裏返し午後2時まで。これを週に1回程度が理想的です。シーツや枕なども干しましょう。乾いた空気を吸収して熱が逃げるのを防ぐだけでなく、ダニ対策にもなります。干す場所は、なるべく地面から離れた高いところを選びましょう。

 

 高年齢化社会に伴い、有病率は年々増加傾向にあり、特に心臓病や脳血管疾患にあり、高血圧症などの循環器系疾患の有病率の増加は著しいようです。

 
 これらの病気は温熱環境との関係が極めて深く、中高年者の場合、冬季の死亡が多くなり、特に脳卒中や心臓発作は早朝と夕刻に多くおきています。それは気温が低くなると心拍数は少なくなり、末梢神経の収縮による血液の循環抵抗が高まり、これに対して心臓が働くための血圧値は高くなるからです。逆に気温が高くなると血圧は低くなり、心拍数は増加します。そのため冬は出来るだけ暖かくして、各室内の温度差を少なくして、また、夏は冷やしすぎないよう適温を心がけてください。

 

 


 

 大好きなのに、難しくって家ではなかなかつくれない温泉卵。ところが、カップラーメンの空き容器で簡単に作れるのです。まず、空き容器に卵を入れ、卵がかくれるくらい熱湯を注いだら、すかさずアルミホイルでふたをする。輪ゴムでまわりをきっちり固定し、熱を閉じ込める。20分後に取り出して、殻をわり、お好みでスープやだし汁をかけて下さい。

 

 

 

 やまいもの一番の食べ方といえば麦とろ。とろろのでんぷんは、いっしょに摂ったでんぷんまで消化の手助けをするをする特徴があるので、かまずに飲み込んでも消化不良を起こしません。
やまいもは昔から「山のうなぎ」といわれるほど精がつくことで知られています。これは、うなぎにもあるムチンの効用で、この成分がたんぱく質を無駄なく活用させるため、滋養強壮によいといわれています。

 

 
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